デリカの実燃費はどれくらい?カタログ値との差と年間ガソリン代

掲載データの確認日 2026/10/16

103車種を同じ条件でそろえています

デリカのイメージ

三菱

デリカ

年間の維持費
32万円
WLTC燃費
12.9〜13.6km/L
乗車人数
7〜8名
実燃費
デリカの要点決めるのに要る数値だけ先に出しています
WLTC燃費
12.9〜13.6km/L
年間の維持費
32.0万円
排気量
2,267cc
定員
7〜8名
軽自動車四輪駆動

○があるもの、×が無いものです。

デリカのカタログ燃費(WLTCモード)は12.9〜13.6km/Lですが、実際に走ると数字は落ちます。この記事では実燃費の目安を10.6km/Lとして、年間の走行距離ごとにガソリン代がいくらになるかを出しました。

デリカの諸元

メーカー三菱
区分普通車
総排気量2,267cc
車両重量1,950〜1,990kg
WLTC燃費(カタログ)12.9〜13.6km/L
実燃費の目安10.6km/L
乗車定員7〜8
駆動方式四輪駆動(4WD)
年間維持費の目安319,719円

カタログ値と実燃費はなぜ違うのか

WLTCモードは決められた走り方を再現して測ります。エアコンを使わず、荷物を積まず、渋滞にも遭いません。実際の運転はこれと違うので、数字は下がります。

  • エアコンの使用。夏と冬はとくに落ちる
  • 発進と停止の繰り返し。信号の多い道ほど落ちる
  • 乗車人数と荷物。重くなるほど落ちる
  • 短い距離の運転。エンジンが温まる前に着くと効率が悪い
  • タイヤの空気圧。減っていると転がり抵抗が増える

このサイトではカタログ値の80%を実燃費の目安としています。デリカの場合、カタログ値の平均13.3km/Lに対して10.6km/L、差は2.7km/Lです。この割合は全103車種に同じように当てており、車種ごとに変えていません。車種によって割合を変えると、比べたときにどちらが有利なのか分からなくなるためです。

年間ガソリン代

年間の走行距離カタログ値で計算実燃費で計算差
5,000km66,038円82,547円16,509円
10,000km132,075円165,094円33,019円
15,000km198,113円247,642円49,528円
20,000km264,151円330,189円66,038円

カタログ値だけを見て年間の費用を見積もると、実際より安く出ます。年10,000km走る場合で33,019円の差です。

ガソリン価格が変わるとどうなるか

ガソリン価格年間10,000kmのガソリン代
150円/L141,509円—
160円/L150,943円—
175円/L165,094円このサイトの計算に使っている価格
190円/L179,245円—
200円/L188,679円—

このサイトでは全車種を175円/Lで計算しています。価格が10円動くと年間で9,434円変わります。

実燃費が近い普通車

車種実燃費年間10,000kmのガソリン代
869.8km/L178,571円
スープラ10.2km/L171,569円
デリカ10.6km/L165,094円
ヴェルファイア11.2km/L156,250円
レガシィ11.5km/L152,174円
エクリプス クロス11.6km/L150,862円
アルファード ヴェルファイア11.6km/L150,862円

カタログ燃費の順位はデリカの燃費で扱っています。ガソリン代を含めた年間の総額はデリカの維持費にまとめました。

デリカのデータを一項目ずつ読む

表の数字は、それぞれ別のことを決めています。どの数字が何に効くのかを1つずつ見ていきます。

総排気量:2,267cc

自動車税の区分はこの数字で決まります。2,000cc超2,500cc以下の区分です。

車両重量:1,950〜1,990kg

重量税はこの数字で決まります。0.5トンごとに階段状に上がるため、2,000kgの区分に入っています。重いほど燃費も落ちます。

WLTC燃費:12.9〜13.6km/L

グレードで0.7km/Lの幅があります。カタログの代表値だけを見ると、実際に買うグレードとずれることがあります。

実燃費の目安:10.6km/L

カタログ値の80%として計算しています。全103車種に同じ割合を当てているので、車種同士を比べる用途には使えます。

乗車定員:7〜8

7人以上乗れるグレードがあります。定員が多いほど車体は重くなり、燃費と重量税に効いてきます。

駆動方式:四輪駆動(4WD)

四輪駆動の設定があります。四輪駆動は前輪駆動より重く、燃費は落ちます。雪や坂の多い地域では優先されることがあります。

普通車を年間ガソリン代の順に並べる

普通車67車種のうち、デリカの前後を抜き出しました。年間ガソリン代の安い順(良い順)に並べています。

順位車種メーカー年間ガソリン代
52アルファードトヨタ148,305円
53エクリプス クロス三菱150,862円
54アルファード ヴェルファイアトヨタ150,862円
55レガシィスバル152,174円
56ヴェルファイアトヨタ156,250円
57デリカ三菱165,094円
58スープラトヨタ171,569円
5986トヨタ178,571円
60BRZスバル184,211円
61GR86トヨタ184,211円
62WRXスバル186,170円
63GR ヤリストヨタ188,172円

全67車種の並びは普通車の一覧で見られます。

三菱の他の車種

三菱からは7車種を収録しています。年間維持費の安い順に並べました。

車種区分WLTC燃費年間維持費
eK軽自動車16.8〜29.8km/L182,856円
eK SPACE軽自動車18.8〜26.7km/L184,924円
DELICA MINI軽自動車17.5〜26.7km/L187,640円
デリカD:2普通車24.9〜25.6km/L224,159円
ミラージュ普通車20〜22.8km/L235,764円
エクリプス クロス普通車14〜15km/L292,487円

デリカについて、よく聞かれること

デリカの実燃費はどれくらいですか?

目安は10.6km/Lです。カタログ値の平均13.3km/Lの80%として計算しています。実際の値は運転の仕方と道路の状況で上下します。

夏と冬で燃費は変わりますか?

変わります。エアコンと暖房を使うぶん落ちます。とくに冬はエンジンが温まるまで効率が悪く、短い距離を繰り返すと目に見えて下がります。

燃費を良くする方法はありますか?

タイヤの空気圧を規定値に保つ、急発進と急ブレーキを減らす、不要な荷物を降ろす、短距離の運転をまとめる——このあたりが効きます。ただしどれも数%の話で、車種そのものの差を覆すほどではありません。

年間のガソリン代はいくらですか?

年10,000km・175円/Lなら約165,094円です。走行距離が2倍になれば金額も2倍になります。

デリカを判断する前に確認すること

数字を見る前に、前提が自分に当てはまっているかを確かめてください。前提がずれていると、正しい数字を見ても間違った結論になります。

  • どんな道を走るか
  • ガソリンの種類
  • 短距離の運転が多いか

どんな道を走るか

信号の多い市街地と、流れの良い郊外では実燃費が大きく違います。カタログのWLTC値には市街地・郊外・高速のそれぞれの値も出ているので、自分の使い方に近い区分を見るほうが正確です。

ガソリンの種類

ハイオク指定の車はレギュラー価格で計算できません。1Lあたり10円前後の差が、年間で数千円になります。

短距離の運転が多いか

エンジンが温まる前に着く運転を繰り返すと、実燃費はカタログ値の半分近くまで落ちることがあります。

デリカでつまずきやすいところ

1回の給油で燃費を判断する

1回の給油では、走った道と気温の影響が大きすぎます。数回ぶんを平均するほうが実態に近づきます。

満タン法の入れ方がそろっていない

給油機の止まり方は毎回違います。同じ店の同じ機械で、同じ止め方をしないと数字がぶれます。

車載の燃費計をそのまま信じる

車載の表示は実際より良い数字が出る傾向があります。給油量から計算するほうが正確です。

デリカを調べるときに出てくる言葉

このページに出てくる言葉から、取り違えると判断を誤りやすいものを選んで説明します。

WLTCモード
2018年から使われている燃費の測定方式。市街地・郊外・高速道路の3つを組み合わせて測ります。以前のJC08モードより実際の走り方に近く、そのぶん数字は低めに出ます。
カタログ燃費
メーカーが公表する燃費。決められた条件で測った値なので、実際の運転とは条件が違います。
車両重量
燃料・オイル・冷却水を入れた状態の車の重さ。人と荷物は含みません。重量税はこの数字で決まります。
総排気量
エンジンの大きさ。自動車税の区分はこの数字で決まります。660cc以下が軽自動車の枠です。
レギュラーガソリン
オクタン価の低いほうのガソリン。ハイオク指定の車に入れると本来の性能が出ません。このサイトの計算はレギュラー価格を使っています。
転がり抵抗
タイヤが路面を転がるときの抵抗。空気圧が下がると増え、燃費が落ちます。

デリカの数字はどこから来ているか

このサイトの数字は、次の2種類しかありません。

  • 公表資料をそのまま写したもの:総排気量・車両重量・WLTC燃費・乗車定員・駆動方式。国土交通省の「自動車燃費一覧」から取っています。メーカーの広告ではなく、審査を通った数字です。
  • 公表された税率で計算したもの:自動車税・重量税・自賠責保険料。税率は法律で決まっているので、排気量と重量が分かれば計算できます。

この2つ以外は「目安」と書いています。整備費用と任意保険料は、店や契約で変わるため、条件をそろえるための仮の値です。

自分で確かめる手順

  1. 国土交通省のサイトで「自動車燃費一覧」を開く
  2. メーカー(三菱)と車種区分(普通車)のファイルを選ぶ
  3. 通称名の欄から「デリカ」の行を探す
  4. 総排気量・車両重量・WLTC燃費の列を見る

自動車税と重量税の税率は、総務省と国土交通省のサイトに一覧が出ています。区分の境目にいる車種では、グレード違いで税額が変わることがあるので、購入するグレードの車検証で確認してください。

数字が合わないときに考えられること

  • 年式が違う。燃費も重量も、モデルチェンジで変わります
  • グレードが違う。同じ車種でも駆動方式や装備で重量が変わります
  • 測定方式が違う。古い資料はJC08モードで、WLTCより良い数字が出ます
  • 減税の有無。エコカー減税が効いていると重量税が下がります

デリカの他の項目

デリカについては、この5つの角度でまとめています。

項目中身
デリカの燃費カタログ燃費 12.9〜13.6km/L と同クラスでの順位
デリカの維持費年間319,719円の内訳と全103車種での位置
デリカの自動車税自動車税43,500円と重量税の区分
デリカの車検費用2年で約102,250円。法定費用と整備費用の切り分け

デリカについて分かったこと

  • 実燃費の目安は10.6km/L(カタログ値の80%)
  • 年10,000kmで約165,094円
  • ガソリンが10円動くと年9,434円変わる
  • カタログ値だけで見積もると年33,019円安く出る

このページの金額は、車種同士を同じ条件で比べるためのものです。実際に払う額は、住んでいる地域・走る距離・保険の等級・整備の内容で変わります。購入や契約の前に、見積もりで確認してください。

デリカを持ち続けると累計でいくらか

年間319,719円が何年ぶん積み上がるかを出しました。車検は2年に1回ですが、ここでは1年あたりに直した額で計算しています。

年数累計月あたり
1年319,719円26,643円
3年959,157円26,643円
5年1,598,595円26,643円
7年2,238,033円26,643円
10年3,197,190円26,643円

月あたりに直すと約26,643円です。ただし実際の出費は平らではありません。車検の年に102,250円、自動車税の月に43,500円がまとまって出ていきます。月々の積立で考えるなら、車検の年に備えて月8,521円を別に置いておく形になります。

この累計に入っていないもの

  • タイヤ交換。3〜5年に1回、5〜12万円程度
  • バッテリー交換。3〜5年に1回、1〜3万円程度
  • 駐車場代。月0円から3万円以上まで地域差が大きい
  • 車両価格とローンの利息
  • 13年超の増税。10年を超えて乗るなら効いてきます

走行距離を変えて計算し直す

このサイトは全車種を年10,000kmで統一していますが、走る距離は人によってまったく違います。デリカについて、距離を変えたときの年間費用を出しました。

年間走行距離ガソリン代年間合計月あたり
3,000km49,528円204,153円17,013円—
5,000km82,547円237,172円19,764円—
8,000km132,075円286,700円23,892円—
10,000km165,094円319,719円26,643円このサイトの前提
15,000km247,642円402,267円33,522円—
20,000km330,189円484,814円40,401円—

税金・車検・任意保険は走らなくてもかかるので、距離が0でも年154,625円は出ていきます。あまり乗らない人ほど、燃費より固定費のほうが効いてきます。逆に年20,000km走る人は、ガソリン代が全体の68%を占めます。

全103車種の実燃費の目安の散らばり

順位だけでは「どれくらい離れているのか」が分かりません。全103車種を実燃費の目安で6つの帯に分け、それぞれ何車種いるかを出しました。

実燃費の目安車種数
7〜10km/L9██████
10〜13km/L15██████████ デリカはここ
13〜16km/L24████████████████
16〜19km/L30████████████████████
19〜23km/L15██████████
23〜27km/L10███████

もっとも車種が多いのは16km/L前後の帯です。デリカの11km/Lは、この山から離れた位置にあります。中央値は18km/Lです。

条件が近い車種を別の軸で探す

総排気量が近い車種(2,267cc前後)

自動車税の区分が同じか隣になる車種です。税額で選ぶならこの範囲で比べることになります。

車種メーカー総排気量自動車税燃費
クロストレックスバル1,995〜2,498cc43,500円15.8〜22.7km/L
クラウントヨタ2,393〜2,487cc43,500円15.7〜22.4km/L
ハリアートヨタ1,986〜2,487cc43,500円14.8〜22.7km/L
フォレスタースバル1,795〜2,498cc43,500円13.5〜23km/L
レヴォーグスバル1,795〜2,498cc43,500円11〜22.9km/L
MAZDA CX-5マツダ2,188〜2,488cc43,500円14.2〜19km/L
MAZDA CX-30マツダ1,997〜2,488cc43,500円14.5〜17.5km/L
ヴェルファイアトヨタ2,393〜2,493cc43,500円10.2〜17.8km/L

車両重量が近い車種(1,950〜1,990kg前後)

重量税の区分が同じになりやすい車種です。重量は燃費にも効くので、燃費を比べるときの下地としても使えます。

車種メーカー車両重量車検(年)燃費
クラウントヨタ1,740〜2,030kg51,125円15.7〜22.4km/L
MAZDA CX-80マツダ2,000〜2,130kg55,225円16.7〜19.2km/L
ハイエーストヨタ1,930〜2,160kg55,225円8.2〜9.4km/L

排気量が近くても重量が違えば車検費用が変わり、重量が近くても排気量が違えば自動車税が変わります。1つの軸だけで「同じくらい」と決めないほうが確実です。

走り方によって実燃費はどれくらい変わるか

WLTCモードは市街地・郊外・高速の3つを組み合わせた値です。どの走り方が多いかで、実際の燃費は上下します。デリカの目安10.6km/Lを基準に、走り方別のおおよその幅を出しました。

走り方実燃費の目安年10,000kmのガソリン代
信号の多い市街地が中心8.5km/L205,882円
市街地と郊外が半々10.6km/L165,094円
流れの良い郊外が中心12.2km/L143,443円
高速道路が中心11.7km/L149,573円

この倍率は一般的な傾向を当てたもので、車種ごとに測った値ではありません。ハイブリッド車は市街地に強く、高速では差が縮まる傾向があります。ディーゼルは逆に高速が得意です。自分の車の本当の数字は、満タン法で測るのが確実です。

燃費が急に落ちたときに疑うこと

  • タイヤの空気圧が下がっている。月1回は確認する
  • エアコンを使い始めた。季節の変わり目に落ちるのは正常
  • 荷物を積みっぱなしにしている。100kgで数%変わる
  • エアクリーナーが汚れている。車検や点検で交換される部品

このページの数字が変わるとき

ここに出した数字は、いつまでも同じではありません。次のときに変わります。

モデルチェンジ
デリカのエンジンや車体が変わると、燃費も重量も変わります。重量が0.5トンの区分をまたげば重量税も変わります。
税制改正
自動車税の税率、エコカー減税の対象と減税率、環境性能割の区分は、年度ごとに見直されます。
ガソリン価格
このサイトは175円/Lで統一しています。10円動くとデリカの年間ガソリン代は9,434円変わります。
自賠責保険料の改定
数年に一度、改定されます。全車種一律なので、車種同士の比較には影響しません。
13年・18年の経過
新車登録から13年を超えると自動車税と重量税が上がり、18年でさらに上がります。

数字を見るときは、いつ時点のものかを確かめてください。このページは国土交通省の「自動車燃費一覧」と、公表されている税率にもとづいて計算しています。

デリカにするかどうかの分かれ目

数字が出そろったあとに残るのは、優先順位の問題です。3つに分けて考えると決めやすくなります。

1. 用途が足りているか

乗車定員は7〜8、駆動方式は四輪駆動(4WD)です。7人以上乗れるグレードがあるので、大人数で移動する用途に対応できます。費用の話は、用途が足りていることを確かめてからです。

2. 年にいくらまで出せるか

デリカの年間維持費は約319,719円、月あたり26,643円です。これに駐車場代が乗ります。普通車の中央値は262,073円、軽自動車の中央値は183,365円です。軽にすると年間136,354円ほど下がりますが、定員と積載量が変わります。

3. 何年乗るつもりか

5年で1,598,595円、10年で3,197,190円が維持費として出ていきます。長く乗るほど車両価格の1年あたりは下がりますが、13年を超えると税金が上がり、部品交換も増えます。「安い車を長く」と「維持費の安い車に買い替える」のどちらが得かは、乗る年数で逆転します。

費用の内訳はデリカの維持費、税金の詳細はデリカの自動車税にまとめています。

デリカは同じ区分の中でどこが強いか

「良い車かどうか」は使い方で決まるので、ここでは判定しません。代わりに、普通車67車種の中央値と並べて、デリカのどの数字が上でどれが下かを出しました。6つの軸のうち0つで中央値より有利な位置にいます。

項目デリカ普通車の中央値順位見方
カタログ燃費13km/L16km/L67車種中 51位中央値より不利
実燃費の目安11km/L15km/L67車種中 57位中央値より不利
年間ガソリン代165,094円116,667円67車種中 57位中央値より不利
自動車税43,500円36,000円67車種中 47位中央値より不利
車検(年あたり)51,125円47,025円67車種中 44位中央値より不利
年間維持費の合計319,719円262,073円67車種中 57位中央値より不利

この表は順位表ではありません。軸ごとに向きが違います。燃費は高いほうが有利、費用は低いほうが有利です。また「中央値より不利」は、その車が劣っているという意味ではありません。定員が多い車は重くなり、重くなれば燃費も税も上がります。用途が違うものを同じ列に並べて優劣を言うことはできません。

デリカの乗車定員は7〜8、駆動方式は四輪駆動(4WD)です。この条件が自分の用途に合っているかを先に確かめ、そのうえで数字を見てください。合っていない車がいくら安くても選べませんし、合っている車が多少高くても、それは払う理由のある差です。

メーカーごとの傾向

収録している103車種を、メーカーごとにまとめました。年間維持費の中央値が安い順です。軽自動車の比率が高いメーカーほど中央値は下がるので、この並びは「どのメーカーが優れているか」ではなく「どんな車種を多く作っているか」を表しています。

メーカー収録車種うち軽カタログ燃費の中央値年間維持費の中央値
ダイハツ8618.2km/L188,202円
日産5317.4km/L209,541円
三菱7317.5km/L224,159円
スズキ14820.7km/L225,530円
ホンダ13618.1km/L233,679円
トヨタ30216.7km/L259,053円
スバル12315.8km/L274,488円
マツダ14516.7km/L278,684円

三菱は7車種を収録していて、うち3車種が軽自動車です。カタログ燃費の中央値は17.5km/L、年間維持費の中央値は224,159円です。デリカは319,719円なので、三菱の中では維持費の高いほうに入ります。

メーカーで選ぶ理由があるとすれば、費用よりも整備の受けやすさです。近くにディーラーがあるか、部品がすぐ手に入るか、代車を出してもらえるか——長く乗るほどこちらが効いてきます。この表の金額差は年に数万円ですが、故障したときに1週間動けないほうが困る場面もあります。

デリカを中古で買う場合に変わること

このページの数字は、いま公表されているモデルの諸元と、2019年10月以降に新車登録された場合の税率で計算しています。中古車を買う場合は、次の点が変わります。

税額が変わることがある

条件自動車税重量税(2年)
2019年10月以降に新規登録・13年以内43,500円32,800円
2019年9月以前に新規登録47,850円前後32,800円
13年超50,025円45,592円
18年超50,025円50,512円

2019年10月1日に自動車税が引き下げられたため、それより前に登録された車は税額が高いままです。差は年間1,000〜4,500円程度ですが、10年乗れば数万円になります。車検証の「初度登録年月」を必ず確認してください。

燃費の数字が違うことがある

デリカの現行の値は12.9〜13.6km/Lですが、これはいまのモデルのWLTCモード値です。年式が古いモデルは、車体もエンジンも違えば、測定方式もJC08モードのことがあります。JC08はWLTCより1〜2割ほど良い数字が出るため、そのまま比べると古い車のほうが燃費が良く見えます。中古車情報に出ている燃費が、どの方式で測ったものかを確かめてください。

中古で見ておくこと

  • 初度登録年月。税額と、13年・18年の増税までの残り年数が決まります
  • 走行距離。部品の消耗の目安になります。年1万kmが標準的な目安です
  • 整備記録簿。いつ何を交換したかが分かります。残っていない車は状態が読めません
  • 車検の残り。切れている車は納車時に車検費用が上乗せされます
  • タイヤの残り溝。すぐ交換が必要なら数万円の追加になります
  • 次の車検までの期間。デリカの車検費用は2年で約102,250円です

新車と中古のどちらが得かは、車両価格の差と、残り年数で決まります。維持費だけを見れば同じ車種なら大きくは変わりませんが、古いほど税金が上がり、部品交換の頻度も増えます。車両価格が安いぶんを、あとから維持費で払うことになる場合があります。

デリカと似た条件の車種

費用ではなく用途で絞るとどうなるかを出しました。定員と駆動方式は、費用よりも先に決まる条件です。ここが合わない車は、いくら安くても選べません。

乗車定員が同じ車種(7〜8)

車種メーカー区分カタログ燃費年間維持費
ランディスズキ普通車21.9〜23.6km/L243,279円
ヴォクシー ノアトヨタ普通車21.8〜23.6km/L243,279円
ノアトヨタ普通車13.5〜24km/L263,792円
ステップワゴンホンダ普通車11.9〜20km/L283,844円
アルファードトヨタ普通車10.5〜18.9km/L307,030円

定員7〜8の車種は6車種あります。維持費の安い順に並べました。同じ人数を乗せられるなかで、費用がどれだけ違うかが分かります。

駆動方式が同じ車種(四輪駆動(4WD))

車種メーカー車両重量カタログ燃費年間維持費
ジムニー(スズキ)スズキ1,060〜1,070kg14.3〜17.1km/L227,659円
フォレスタースバル1,570〜1,780kg13.5〜23km/L274,488円
レヴォーグスバル1,550〜1,720kg11〜22.9km/L283,301円
レガシィスバル1,680〜1,720kg13〜15.8km/L299,299円
GR ヤリストヨタ1,240〜1,310kg10.8〜12.4km/L331,197円
GRカローラトヨタ1,480〜1,510kg10.4〜12.4km/L335,333円
WRXスバル1,590〜1,630kg10.7〜12.7km/L340,795円
ランドクルーザートヨタ2,170〜2,600kg7.5〜11km/L408,711円

四輪駆動は前輪駆動より重く、そのぶん燃費が落ちて重量税も上がります。雪や坂の多い地域では必要な装備ですが、必要でないなら費用だけが増えます。

同じ定員でも、荷室の広さと後席の使い勝手は車種で大きく違います。この表で費用の見当をつけてから、実車で確かめてください。数字で絞れるのは候補までで、最後は座ってみないと分かりません。

デリカについて、いまどの状態ですか

同じ車でも、これから買う人と、すでに乗っている人では、次に見るべきものが違います。当てはまるものを選んでください。選んだものだけを表示します。