センチュリーの車検費用は2年で約110,450円です。このうち60,450円は法定費用で、どこで受けても同じ額です。残りの50,000円が整備費用の目安で、ここは店と車の状態で変わります。
センチュリーの諸元
| メーカー | トヨタ | |
|---|---|---|
| 区分 | 普通車 | |
| 総排気量 | 4,968cc | |
| 車両重量 | 2,370kg | |
| WLTC燃費(カタログ) | 11.2km/L | |
| 実燃費の目安 | 9km/L | |
| 乗車定員 | 5 | |
| 駆動方式 | 後輪駆動(FR) | |
| 年間維持費の目安 | 396,669円 |
金額が決まっているもの(法定費用)
| 項目 | 金額 | 何で決まるか | |
|---|---|---|---|
| 自動車重量税 | 41,000円 | 車両重量 2,370kg の区分 | |
| 自賠責保険料 | 17,650円 | 24ヶ月ぶん。全国一律 | |
| 印紙代・証紙代 | 1,800円 | 検査の手数料 | |
| 法定費用の合計 | 60,450円 | どこで受けても同じ |
この3つは法律で決まっている額なので、ディーラーでもガソリンスタンドでもユーザー車検でも変わりません。「車検が安い」と書かれている店が安くしているのは、この下の整備費用のほうです。
店によって変わるもの(整備費用)
整備費用は「点検料(車検基本料)」と「部品交換の費用」に分かれます。点検料は店が決める料金で、部品交換は車の状態で決まります。
| 受け方 | 整備費用の目安 | 特徴 | |
|---|---|---|---|
| ディーラー | 70,000〜100,000円 | 純正部品。整備の記録が残る。予防的な交換を勧められることが多い | |
| 整備工場 | 40,000〜70,000円 | 交換の要否を相談しやすい。工場ごとに差がある | |
| カー用品店・ガソリンスタンド | 25,000〜50,000円 | 点検料が安い。込み入った整備は外注になることがある | |
| ユーザー車検 | 0〜20,000円 | 自分で運輸支局に持ち込む。平日に時間が要る。整備は自己責任 |
このサイトの維持費の計算では、整備費用を50,000円(普通車の目安)として全車種に同じ額を当てています。店ごとの差を車種の差として出さないためです。
2年ぶんと1年あたり
| 見方 | 金額 | |
|---|---|---|
| 2年ぶんの合計 | 110,450円 | |
| 1年あたりに直すと | 55,225円 | |
| 普通車の1年あたり中央値 | 47,025円 |
車検は2年に1回(新車は初回3年)なので、家計で見るなら1年あたりに直したほうが実感に合います。年間維持費の全体はセンチュリーの維持費にまとめています。
車検費用が近い車種
| 車種 | 区分 | 車両重量 | 車検(年あたり) | ||
|---|---|---|---|---|---|
| MAZDA CX-80 | 普通車 | 2,000〜2,130kg | 55,225円 | ||
| アルファード | 普通車 | 2,100〜2,270kg | 55,225円 | ||
| アルファード ヴェルファイア | 普通車 | 2,040〜2,330kg | 55,225円 | ||
| ヴェルファイア | 普通車 | 2,100〜2,280kg | 55,225円 | ||
| センチュリー | 普通車 | 2,370kg | 55,225円 | ||
| ランドクルーザー | 普通車 | 2,170〜2,600kg | 55,225円 | ||
| ハイエース | 普通車 | 1,930〜2,160kg | 55,225円 |
車検費用の車種による差は、ほぼ重量税の差です。重量税は0.5トンごとに階段状に上がるので、重量が区分の境目にある車種では、グレード違いで金額が変わることがあります(センチュリーの自動車税と重量税)。
センチュリーのデータを一項目ずつ読む
表の数字は、それぞれ別のことを決めています。どの数字が何に効くのかを1つずつ見ていきます。
総排気量:4,968cc
自動車税の区分はこの数字で決まります。2,500ccを超える区分で、税額は上のほうです。
車両重量:2,370kg
重量税はこの数字で決まります。0.5トンごとに階段状に上がるため、2,500kgの区分に入っています。重いほど燃費も落ちます。
WLTC燃費:11.2km/L
グレードによる差はありません。
実燃費の目安:9km/L
カタログ値の80%として計算しています。全103車種に同じ割合を当てているので、車種同士を比べる用途には使えます。
乗車定員:5
定員は乗り方を決める条件です。人数が足りないと用途そのものが成り立ちません。
駆動方式:後輪駆動(FR)
公表資料の記載をそのまま載せています。
普通車を車検(年あたり)の順に並べる
普通車67車種のうち、センチュリーの前後を抜き出しました。車検(年あたり)の安い順(良い順)に並べています。
| 順位 | 車種 | メーカー | 車検(年あたり) | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 60 | WRX | スバル | 51,125円 | ||
| 61 | MAZDA CX-80 | マツダ | 55,225円 | ||
| 62 | アルファード | トヨタ | 55,225円 | ||
| 63 | アルファード ヴェルファイア | トヨタ | 55,225円 | ||
| 64 | ヴェルファイア | トヨタ | 55,225円 | ||
| 65 | センチュリー | トヨタ | 55,225円 | ||
| 66 | ランドクルーザー | トヨタ | 55,225円 | ||
| 67 | ハイエース | トヨタ | 55,225円 |
全67車種の並びは普通車の一覧で見られます。
トヨタの他の車種
トヨタからは30車種を収録しています。年間維持費の安い順に並べました。
| 車種 | 区分 | WLTC燃費 | 年間維持費 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| ピクシスエポック | 軽自動車 | 23.2〜35.2km/L | 163,556円 | ||
| コペン(トヨタ) | 軽自動車 | 18.6〜19.2km/L | 204,664円 | ||
| アクア | 普通車 | 30〜34.3km/L | 205,618円 | ||
| プリウス | 普通車 | 26.8〜32.6km/L | 216,554円 | ||
| ヤリス | 普通車 | 18〜36km/L | 218,544円 | ||
| ライズ | 普通車 | 17.4〜34.8km/L | 221,257円 | ||
| カローラ スポーツ | 普通車 | 26.2〜28.9km/L | 222,570円 | ||
| カローラ ツーリング | 普通車 | 24.9〜28.8km/L | 224,420円 | ||
| ヤリス クロス | 普通車 | 16.7〜30.8km/L | 229,630円 | ||
| カローラクロス | 普通車 | 23.3〜26.4km/L | 230,965円 |
ほかにも19車種あります。
センチュリーについて、よくある質問
センチュリーの車検費用はいくらですか?
2年で約110,450円です。うち法定費用は60,450円で、どこで受けても同じ額です。
どこで受けるのが安いですか?
法定費用は変わらないので、差が出るのは整備費用だけです。ユーザー車検がもっとも安く、次に量販店、整備工場、ディーラーの順になるのが一般的です。ただし安いところは整備の範囲も狭いので、費用だけで選ぶと後で部品交換が必要になることがあります。
車検は何年ごとですか?
自家用乗用車は新車のとき3年、その後は2年ごとです。
車検を受けないとどうなりますか?
車検が切れた車は公道を走れません。走ると無車検運行になり、罰則の対象です。
ユーザー車検は難しいですか?
手続き自体は決まった流れです。ただし平日の日中に運輸支局へ行く必要があり、整備は自分の責任になります。不合格になれば直して再検査です。
センチュリーを判断する前に確認すること
数字を見る前に、前提が自分に当てはまっているかを確かめてください。前提がずれていると、正しい数字を見ても間違った結論になります。
- どこまで整備してもらうか
- 部品交換の見積もりが含まれているか
- 代車が要るか
どこまで整備してもらうか
「車検に通す最低限」と「次の2年を安心して乗るための整備」は別物です。見積もりで、どちらの範囲なのかを確認してください。
部品交換の見積もりが含まれているか
広告に出ている「車検◯円」は点検料だけのことが多く、部品交換は別料金です。総額で聞くほうが確実です。
代車が要るか
数日預ける場合、代車の有無と費用で総額が変わります。
センチュリーでつまずきやすいところ
広告の「車検◯円」を総額と思う
その金額は点検料だけで、法定費用と部品交換は別なのが普通です。
期限を勘違いする
車検証の有効期限は満了日です。前倒しで受けても期限は短くなりません(1ヶ月前からは満了日から2年になります)。
整備の記録を残さない
整備記録簿が残っていると、売るときの評価に効きます。安さだけで選ぶと記録が残らないことがあります。
センチュリーを調べるときに出てくる言葉
このページで使っている言葉のうち、意味を取り違えやすいものをまとめました。
- WLTCモード
- 2018年から使われている燃費の測定方式。市街地・郊外・高速道路の3つを組み合わせて測ります。以前のJC08モードより実際の走り方に近く、そのぶん数字は低めに出ます。
- カタログ燃費
- メーカーが公表する燃費。決められた条件で測った値なので、実際の運転とは条件が違います。
- 車両重量
- 燃料・オイル・冷却水を入れた状態の車の重さ。人と荷物は含みません。重量税はこの数字で決まります。
- 総排気量
- エンジンの大きさ。自動車税の区分はこの数字で決まります。660cc以下が軽自動車の枠です。
- 自賠責保険
- 加入が義務づけられている保険。人身事故の被害者への補償が対象で、物損や自分のけがは対象外です。
- 指定工場
- 運輸支局に持ち込まずに検査までできる工場。「民間車検場」とも呼ばれます。
- 認証工場
- 分解整備はできるが、検査は運輸支局に持ち込む必要がある工場。
- ユーザー車検
- 自分で運輸支局に持ち込んで受ける車検。法定費用だけで済みますが、平日の日中に時間が要り、整備は自己責任になります。
センチュリーの数字はどこから来ているか
このサイトの数字は、次の2種類しかありません。
- 公表資料をそのまま写したもの:総排気量・車両重量・WLTC燃費・乗車定員・駆動方式。国土交通省の「自動車燃費一覧」から取っています。メーカーの広告ではなく、審査を通った数字です。
- 公表された税率で計算したもの:自動車税・重量税・自賠責保険料。税率は法律で決まっているので、排気量と重量が分かれば計算できます。
この2つ以外は「目安」と書いています。整備費用と任意保険料は、店や契約で変わるため、条件をそろえるための仮の値です。
自分で確かめる手順
- 国土交通省のサイトで「自動車燃費一覧」を開く
- メーカー(トヨタ)と車種区分(普通車)のファイルを選ぶ
- 通称名の欄から「センチュリー」の行を探す
- 総排気量・車両重量・WLTC燃費の列を見る
自動車税と重量税の税率は、総務省と国土交通省のサイトに一覧が出ています。区分の境目にいる車種では、グレード違いで税額が変わることがあるので、購入するグレードの車検証で確認してください。
数字が合わないときに考えられること
- 年式が違う。燃費も重量も、モデルチェンジで変わります
- グレードが違う。同じ車種でも駆動方式や装備で重量が変わります
- 測定方式が違う。古い資料はJC08モードで、WLTCより良い数字が出ます
- 減税の有無。エコカー減税が効いていると重量税が下がります
センチュリーの他の項目
センチュリーについては、この5つの角度でまとめています。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| センチュリーの燃費 | カタログ燃費 11.2km/L と同クラスでの順位 |
| センチュリーの実燃費 | 実燃費の目安 9km/L と年間ガソリン代 |
| センチュリーの維持費 | 年間396,669円の内訳と全103車種での位置 |
| センチュリーの自動車税 | 自動車税87,000円と重量税の区分 |
センチュリーについて分かったこと
- 2年で約110,450円、1年あたり55,225円
- 法定費用はどこで受けても同じ
- 差が出るのは整備費用だけ
- 車種による差はほぼ重量税の差
このページの金額は、車種同士を同じ条件で比べるためのものです。実際に払う額は、住んでいる地域・走る距離・保険の等級・整備の内容で変わります。購入や契約の前に、見積もりで確認してください。
センチュリーを持ち続けると累計でいくらか
年間396,669円が何年ぶん積み上がるかを出しました。車検は2年に1回ですが、ここでは1年あたりに直した額で計算しています。
| 年数 | 累計 | 月あたり | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 1年 | 396,669円 | 33,056円 | |||
| 3年 | 1,190,007円 | 33,056円 | |||
| 5年 | 1,983,345円 | 33,056円 | |||
| 7年 | 2,776,683円 | 33,056円 | |||
| 10年 | 3,966,690円 | 33,056円 |
月あたりに直すと約33,056円です。ただし実際の出費は平らではありません。車検の年に110,450円、自動車税の月に87,000円がまとまって出ていきます。月々の積立で考えるなら、車検の年に備えて月9,204円を別に置いておく形になります。
この累計に入っていないもの
- タイヤ交換。3〜5年に1回、5〜12万円程度
- バッテリー交換。3〜5年に1回、1〜3万円程度
- 駐車場代。月0円から3万円以上まで地域差が大きい
- 車両価格とローンの利息
- 13年超の増税。10年を超えて乗るなら効いてきます
走行距離を変えて計算し直す
このサイトは全車種を年10,000kmで統一していますが、走る距離は人によってまったく違います。センチュリーについて、距離を変えたときの年間費用を出しました。
| 年間走行距離 | ガソリン代 | 年間合計 | 月あたり | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3,000km | 58,333円 | 260,558円 | 21,713円 | ||||||
| 5,000km | 97,222円 | 299,447円 | 24,954円 | ||||||
| 8,000km | 155,556円 | 357,781円 | 29,815円 | ||||||
| 10,000km | 194,444円 | 396,669円 | 33,056円 | このサイトの前提 | |||||
| 15,000km | 291,667円 | 493,892円 | 41,158円 | ||||||
| 20,000km | 388,889円 | 591,114円 | 49,259円 |
税金・車検・任意保険は走らなくてもかかるので、距離が0でも年202,225円は出ていきます。あまり乗らない人ほど、燃費より固定費のほうが効いてきます。逆に年20,000km走る人は、ガソリン代が全体の66%を占めます。
全103車種の車検(年あたり)の散らばり
順位だけでは「どれくらい離れているのか」が分かりません。全103車種を車検(年あたり)で6つの帯に分け、それぞれ何車種いるかを出しました。
| 車検(年あたり) | 車種数 | |||
|---|---|---|---|---|
| 32,970〜36,679円 | 36 | ██████████████████ | ||
| 36,679〜40,388円 | 0 | █ | ||
| 40,388〜44,098円 | 4 | ██ | ||
| 44,098〜47,807円 | 39 | ████████████████████ | ||
| 47,807〜51,516円 | 17 | █████████ | ||
| 51,516〜55,226円 | 7 | ████ センチュリーはここ |
もっとも車種が多いのは44,098円前後の帯です。センチュリーの55,225円は、この山から離れた位置にあります。中央値は47,025円です。
条件が近い車種を別の軸で探す
車両重量が近い車種(2,370kg前後)
重量税の区分が同じになりやすい車種です。重量は燃費にも効くので、燃費を比べるときの下地としても使えます。
| 車種 | メーカー | 車両重量 | 車検(年) | 燃費 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ランドクルーザー | トヨタ | 2,170〜2,600kg | 55,225円 | 7.5〜11km/L |
排気量が近くても重量が違えば車検費用が変わり、重量が近くても排気量が違えば自動車税が変わります。1つの軸だけで「同じくらい」と決めないほうが確実です。
車検を受けるまでの流れ
金額のあとに必要なのは段取りです。満了日の1ヶ月前から受けられます。
- 車検証で満了日を確認する(フロントガラスのステッカーでも分かる)
- 1〜2ヶ月前に見積もりを取る。複数から取ると整備の範囲の違いが見える
- 予約する。混む時期(3月・9月)は早めに
- 必要な書類をそろえる
- 車を預ける、または持ち込む
- 整備の内容と追加費用の説明を受ける。納得してから進めてもらう
- 受け取り。新しい車検証とステッカーを確認する
必要な書類
- 車検証(自動車検査証)
- 自賠責保険証明書。期限が切れていないか確認する
- 自動車税納税証明書。電子確認できる場合は不要
- 認印。店によって要る
車検に通らない主な理由
- ヘッドライトの光軸・光量。経年で落ちる。もっとも多い不合格の理由
- タイヤの溝が1.6mm未満。スリップサインが出ていたら交換
- ブレーキパッドの残量不足
- ワイパーの拭き取り不良、ウォッシャー液が出ない
- 発煙筒の期限切れ。数百円で買える
- 違法な改造(灯火類の色、車高、マフラーの音量)
このページの数字が変わるとき
ここに出した数字は、いつまでも同じではありません。次のときに変わります。
- モデルチェンジ
- センチュリーのエンジンや車体が変わると、燃費も重量も変わります。重量が0.5トンの区分をまたげば重量税も変わります。
- 税制改正
- 自動車税の税率、エコカー減税の対象と減税率、環境性能割の区分は、年度ごとに見直されます。
- ガソリン価格
- このサイトは175円/Lで統一しています。10円動くとセンチュリーの年間ガソリン代は11,111円変わります。
- 自賠責保険料の改定
- 数年に一度、改定されます。全車種一律なので、車種同士の比較には影響しません。
- 13年・18年の経過
- 新車登録から13年を超えると自動車税と重量税が上がり、18年でさらに上がります。
数字を見るときは、いつ時点のものかを確かめてください。このページは国土交通省の「自動車燃費一覧」と、公表されている税率にもとづいて計算しています。
センチュリーにするかどうかの分かれ目
数字が出そろったあとに残るのは、優先順位の問題です。3つに分けて考えると決めやすくなります。
1. 用途が足りているか
乗車定員は5、駆動方式は後輪駆動(FR)です。人数と積む荷物が収まるかを先に確かめてください。ここが足りないと、いくら安くても選べません。費用の話は、用途が足りていることを確かめてからです。
2. 年にいくらまで出せるか
センチュリーの年間維持費は約396,669円、月あたり33,056円です。これに駐車場代が乗ります。普通車の中央値は262,073円、軽自動車の中央値は183,365円です。軽にすると年間213,304円ほど下がりますが、定員と積載量が変わります。
3. 何年乗るつもりか
5年で1,983,345円、10年で3,966,690円が維持費として出ていきます。長く乗るほど車両価格の1年あたりは下がりますが、13年を超えると税金が上がり、部品交換も増えます。「安い車を長く」と「維持費の安い車に買い替える」のどちらが得かは、乗る年数で逆転します。
費用の内訳はセンチュリーの維持費、税金の詳細はセンチュリーの自動車税にまとめています。
センチュリーは同じ区分の中でどこが強いか
「良い車かどうか」は使い方で決まるので、ここでは判定しません。代わりに、普通車67車種の中央値と並べて、センチュリーのどの数字が上でどれが下かを出しました。6つの軸のうち0つで中央値より有利な位置にいます。
| 項目 | センチュリー | 普通車の中央値 | 順位 | 見方 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| カタログ燃費 | 11km/L | 16km/L | 67車種中 57位 | 中央値より不利 | ||||
| 実燃費の目安 | 9km/L | 15km/L | 67車種中 65位 | 中央値より不利 | ||||
| 年間ガソリン代 | 194,444円 | 116,667円 | 67車種中 65位 | 中央値より不利 | ||||
| 自動車税 | 87,000円 | 36,000円 | 67車種中 67位 | 中央値より不利 | ||||
| 車検(年あたり) | 55,225円 | 47,025円 | 67車種中 61位 | 中央値より不利 | ||||
| 年間維持費の合計 | 396,669円 | 262,073円 | 67車種中 65位 | 中央値より不利 |
この表は順位表ではありません。軸ごとに向きが違います。燃費は高いほうが有利、費用は低いほうが有利です。また「中央値より不利」は、その車が劣っているという意味ではありません。定員が多い車は重くなり、重くなれば燃費も税も上がります。用途が違うものを同じ列に並べて優劣を言うことはできません。
センチュリーの乗車定員は5、駆動方式は後輪駆動(FR)です。この条件が自分の用途に合っているかを先に確かめ、そのうえで数字を見てください。合っていない車がいくら安くても選べませんし、合っている車が多少高くても、それは払う理由のある差です。
メーカーごとの傾向
収録している103車種を、メーカーごとにまとめました。年間維持費の中央値が安い順です。軽自動車の比率が高いメーカーほど中央値は下がるので、この並びは「どのメーカーが優れているか」ではなく「どんな車種を多く作っているか」を表しています。
| メーカー | 収録車種 | うち軽 | カタログ燃費の中央値 | 年間維持費の中央値 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ダイハツ | 8 | 6 | 18.2km/L | 188,202円 | ||||
| 日産 | 5 | 3 | 17.4km/L | 209,541円 | ||||
| 三菱 | 7 | 3 | 17.5km/L | 224,159円 | ||||
| スズキ | 14 | 8 | 20.7km/L | 225,530円 | ||||
| ホンダ | 13 | 6 | 18.1km/L | 233,679円 | ||||
| トヨタ | 30 | 2 | 16.7km/L | 259,053円 | ||||
| スバル | 12 | 3 | 15.8km/L | 274,488円 | ||||
| マツダ | 14 | 5 | 16.7km/L | 278,684円 |
トヨタは30車種を収録していて、うち2車種が軽自動車です。カタログ燃費の中央値は16.7km/L、年間維持費の中央値は259,053円です。センチュリーは396,669円なので、トヨタの中では維持費の高いほうに入ります。
メーカーで選ぶ理由があるとすれば、費用よりも整備の受けやすさです。近くにディーラーがあるか、部品がすぐ手に入るか、代車を出してもらえるか——長く乗るほどこちらが効いてきます。この表の金額差は年に数万円ですが、故障したときに1週間動けないほうが困る場面もあります。
センチュリーを中古で買う場合に変わること
このページの数字は、いま公表されているモデルの諸元と、2019年10月以降に新車登録された場合の税率で計算しています。中古車を買う場合は、次の点が変わります。
税額が変わることがある
| 条件 | 自動車税 | 重量税(2年) | ||
|---|---|---|---|---|
| 2019年10月以降に新規登録・13年以内 | 87,000円 | 41,000円 | ||
| 2019年9月以前に新規登録 | 95,700円前後 | 41,000円 | ||
| 13年超 | 100,050円 | 56,990円 | ||
| 18年超 | 100,050円 | 63,140円 |
2019年10月1日に自動車税が引き下げられたため、それより前に登録された車は税額が高いままです。差は年間1,000〜4,500円程度ですが、10年乗れば数万円になります。車検証の「初度登録年月」を必ず確認してください。
燃費の数字が違うことがある
センチュリーの現行の値は11.2km/Lですが、これはいまのモデルのWLTCモード値です。年式が古いモデルは、車体もエンジンも違えば、測定方式もJC08モードのことがあります。JC08はWLTCより1〜2割ほど良い数字が出るため、そのまま比べると古い車のほうが燃費が良く見えます。中古車情報に出ている燃費が、どの方式で測ったものかを確かめてください。
中古で見ておくこと
- 初度登録年月。税額と、13年・18年の増税までの残り年数が決まります
- 走行距離。部品の消耗の目安になります。年1万kmが標準的な目安です
- 整備記録簿。いつ何を交換したかが分かります。残っていない車は状態が読めません
- 車検の残り。切れている車は納車時に車検費用が上乗せされます
- タイヤの残り溝。すぐ交換が必要なら数万円の追加になります
- 次の車検までの期間。センチュリーの車検費用は2年で約110,450円です
新車と中古のどちらが得かは、車両価格の差と、残り年数で決まります。維持費だけを見れば同じ車種なら大きくは変わりませんが、古いほど税金が上がり、部品交換の頻度も増えます。車両価格が安いぶんを、あとから維持費で払うことになる場合があります。
センチュリーと似た条件の車種
費用ではなく用途で絞るとどうなるかを出しました。定員と駆動方式は、費用よりも先に決まる条件です。ここが合わない車は、いくら安くても選べません。
乗車定員が同じ車種(5)
| 車種 | メーカー | 区分 | カタログ燃費 | 年間維持費 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| アクア | トヨタ | 普通車 | 30〜34.3km/L | 205,618円 | ||
| ノート | 日産 | 普通車 | 26.9〜33.8km/L | 209,541円 | ||
| ノート オーラ | 日産 | 普通車 | 26.3〜33km/L | 211,365円 | ||
| プリウス | トヨタ | 普通車 | 26.8〜32.6km/L | 216,554円 | ||
| ヤリス | トヨタ | 普通車 | 18〜36km/L | 218,544円 | ||
| ロッキー | ダイハツ | 普通車 | 17.4〜34.8km/L | 221,257円 | ||
| ライズ | トヨタ | 普通車 | 17.4〜34.8km/L | 221,257円 | ||
| カローラ スポーツ | トヨタ | 普通車 | 26.2〜28.9km/L | 222,570円 | ||
| デリカD:2 | 三菱 | 普通車 | 24.9〜25.6km/L | 224,159円 | ||
| カローラ ツーリング | トヨタ | 普通車 | 24.9〜28.8km/L | 224,420円 |
定員5の車種は45車種あります。維持費の安い順に並べました。同じ人数を乗せられるなかで、費用がどれだけ違うかが分かります。
駆動方式が同じ車種(後輪駆動(FR))
| 車種 | メーカー | 車両重量 | カタログ燃費 | 年間維持費 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| MAZDA ROADSTER | マツダ | 1,010〜1,150kg | 15〜17.3km/L | 278,684円 | |||
| 86 | トヨタ | 1,210〜1,280kg | 11.8〜12.8km/L | 321,596円 | |||
| スープラ | トヨタ | 1,410〜1,530kg | 11〜14.5km/L | 322,094円 | |||
| BRZ | スバル | 1,260〜1,310kg | 11.7〜12km/L | 334,736円 | |||
| GR86 | トヨタ | 1,260〜1,300kg | 11.7〜12km/L | 334,736円 |
四輪駆動は前輪駆動より重く、そのぶん燃費が落ちて重量税も上がります。雪や坂の多い地域では必要な装備ですが、必要でないなら費用だけが増えます。
同じ定員でも、荷室の広さと後席の使い勝手は車種で大きく違います。この表で費用の見当をつけてから、実車で確かめてください。数字で絞れるのは候補までで、最後は座ってみないと分かりません。
