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レヴォーグの車検費用はいくら?法定費用と整備費用の内訳

整備工場でリフトに上げられた車。車検の点検を受けているところ

レヴォーグの車検費用は2年で約102,250円です。このうち52,250円は法定費用で、どこで受けても同じ額です。残りの50,000円が整備費用の目安で、ここは店と車の状態で変わります。

レヴォーグの諸元

メーカー スバル
区分 普通車
総排気量 1,795〜2,498cc
車両重量 1,550〜1,720kg
WLTC燃費(カタログ) 11〜22.9km/L
実燃費の目安 13.6km/L
乗車定員 5
駆動方式 四輪駆動(4WD)
年間維持費の目安 283,301円

金額が決まっているもの(法定費用)

項目 金額 何で決まるか
自動車重量税 32,800円 車両重量 1,550〜1,720kg の区分
自賠責保険料 17,650円 24ヶ月ぶん。全国一律
印紙代・証紙代 1,800円 検査の手数料
法定費用の合計 52,250円 どこで受けても同じ

この3つは法律で決まっている額なので、ディーラーでもガソリンスタンドでもユーザー車検でも変わりません。「車検が安い」と書かれている店が安くしているのは、この下の整備費用のほうです。

店によって変わるもの(整備費用)

整備費用は「点検料(車検基本料)」と「部品交換の費用」に分かれます。点検料は店が決める料金で、部品交換は車の状態で決まります。

受け方 整備費用の目安 特徴
ディーラー 70,000〜100,000円 純正部品。整備の記録が残る。予防的な交換を勧められることが多い
整備工場 40,000〜70,000円 交換の要否を相談しやすい。工場ごとに差がある
カー用品店・ガソリンスタンド 25,000〜50,000円 点検料が安い。込み入った整備は外注になることがある
ユーザー車検 0〜20,000円 自分で運輸支局に持ち込む。平日に時間が要る。整備は自己責任

このサイトの維持費の計算では、整備費用を50,000円(普通車の目安)として全車種に同じ額を当てています。店ごとの差を車種の差として出さないためです。

2年ぶんと1年あたり

見方 金額
2年ぶんの合計 102,250円
1年あたりに直すと 51,125円
普通車の1年あたり中央値 47,025円

車検は2年に1回(新車は初回3年)なので、家計で見るなら1年あたりに直したほうが実感に合います。年間維持費の全体はレヴォーグの維持費にまとめています。

車検費用が近い車種

車種 区分 車両重量 車検(年あたり)
ランディ 普通車 1,640〜1,690kg 51,125円
ヴォクシー ノア 普通車 1,640〜1,750kg 51,125円
RAV4 普通車 1,650〜1,750kg 51,125円
ノア 普通車 1,620〜1,770kg 51,125円
クロストレック 普通車 1,540〜1,680kg 51,125円
ZR-V 普通車 1,460〜1,630kg 51,125円
クラウン 普通車 1,740〜2,030kg 51,125円

車検費用の車種による差は、ほぼ重量税の差です。重量税は0.5トンごとに階段状に上がるので、重量が区分の境目にある車種では、グレード違いで金額が変わることがあります(レヴォーグの自動車税と重量税)。

レヴォーグのデータを一項目ずつ読む

表の数字は、それぞれ別のことを決めています。どの数字が何に効くのかを1つずつ見ていきます。

総排気量:1,795〜2,498cc

自動車税の区分はこの数字で決まります。2,000cc超2,500cc以下の区分です。

車両重量:1,550〜1,720kg

重量税はこの数字で決まります。0.5トンごとに階段状に上がるため、2,000kgの区分に入っています。重いほど燃費も落ちます。

WLTC燃費:11〜22.9km/L

グレードで11.9km/Lの幅があります。カタログの代表値だけを見ると、実際に買うグレードとずれることがあります。

実燃費の目安:13.6km/L

カタログ値の80%として計算しています。全103車種に同じ割合を当てているので、車種同士を比べる用途には使えます。

乗車定員:5

定員は乗り方を決める条件です。人数が足りないと用途そのものが成り立ちません。

駆動方式:四輪駆動(4WD)

四輪駆動の設定があります。四輪駆動は前輪駆動より重く、燃費は落ちます。雪や坂の多い地域では優先されることがあります。

普通車を車検(年あたり)の順に並べる

普通車67車種のうち、レヴォーグの前後を抜き出しました。車検(年あたり)の安い順(良い順)に並べています。

順位 車種 メーカー 車検(年あたり)
48 クロストレック スバル 51,125円
49 ZR-V ホンダ 51,125円
50 クラウン トヨタ 51,125円
51 ハリアー トヨタ 51,125円
52 フォレスター スバル 51,125円
53 レヴォーグ スバル 51,125円
54 ステップワゴン ホンダ 51,125円
55 MAZDA CX-5 マツダ 51,125円
56 MAZDA CX-60 マツダ 51,125円
57 エクリプス クロス 三菱 51,125円
58 レガシィ スバル 51,125円
59 デリカ 三菱 51,125円

全67車種の並びは普通車の一覧で見られます。

スバルの他の車種

スバルからは12車種を収録しています。年間維持費の安い順に並べました。

車種 区分 WLTC燃費 年間維持費
プレオ プラス 軽自動車 23.2〜35.2km/L 163,556円
ステラ 軽自動車 19.9〜26.4km/L 183,365円
シフォン 軽自動車 19.6〜26.4km/L 183,879円
レックス 普通車 20.7〜24.6km/L 230,110円
ジャスティ 普通車 16.8〜18.4km/L 256,138円
クロストレック 普通車 15.8〜22.7km/L 268,261円
フォレスター 普通車 13.5〜23km/L 274,488円
インプレッサ 普通車 13.6〜19.4km/L 275,601円
レガシィ 普通車 13〜15.8km/L 299,299円
BRZ 普通車 11.7〜12km/L 334,736円

ほかにも1車種あります。

レヴォーグについて、よくある質問

レヴォーグの車検費用はいくらですか?

2年で約102,250円です。うち法定費用は52,250円で、どこで受けても同じ額です。

どこで受けるのが安いですか?

法定費用は変わらないので、差が出るのは整備費用だけです。ユーザー車検がもっとも安く、次に量販店、整備工場、ディーラーの順になるのが一般的です。ただし安いところは整備の範囲も狭いので、費用だけで選ぶと後で部品交換が必要になることがあります。

車検は何年ごとですか?

自家用乗用車は新車のとき3年、その後は2年ごとです。

車検を受けないとどうなりますか?

車検が切れた車は公道を走れません。走ると無車検運行になり、罰則の対象です。

ユーザー車検は難しいですか?

手続き自体は決まった流れです。ただし平日の日中に運輸支局へ行く必要があり、整備は自分の責任になります。不合格になれば直して再検査です。

レヴォーグを判断する前に確認すること

数字を見る前に、前提が自分に当てはまっているかを確かめてください。前提がずれていると、正しい数字を見ても間違った結論になります。

  • どこまで整備してもらうか
  • 部品交換の見積もりが含まれているか
  • 代車が要るか

どこまで整備してもらうか

「車検に通す最低限」と「次の2年を安心して乗るための整備」は別物です。見積もりで、どちらの範囲なのかを確認してください。

部品交換の見積もりが含まれているか

広告に出ている「車検◯円」は点検料だけのことが多く、部品交換は別料金です。総額で聞くほうが確実です。

代車が要るか

数日預ける場合、代車の有無と費用で総額が変わります。

レヴォーグでつまずきやすいところ

広告の「車検◯円」を総額と思う

その金額は点検料だけで、法定費用と部品交換は別なのが普通です。

期限を勘違いする

車検証の有効期限は満了日です。前倒しで受けても期限は短くなりません(1ヶ月前からは満了日から2年になります)。

整備の記録を残さない

整備記録簿が残っていると、売るときの評価に効きます。安さだけで選ぶと記録が残らないことがあります。

レヴォーグを調べるときに出てくる言葉

このページで使っている言葉のうち、意味を取り違えやすいものをまとめました。

WLTCモード
2018年から使われている燃費の測定方式。市街地・郊外・高速道路の3つを組み合わせて測ります。以前のJC08モードより実際の走り方に近く、そのぶん数字は低めに出ます。
カタログ燃費
メーカーが公表する燃費。決められた条件で測った値なので、実際の運転とは条件が違います。
車両重量
燃料・オイル・冷却水を入れた状態の車の重さ。人と荷物は含みません。重量税はこの数字で決まります。
総排気量
エンジンの大きさ。自動車税の区分はこの数字で決まります。660cc以下が軽自動車の枠です。
自賠責保険
加入が義務づけられている保険。人身事故の被害者への補償が対象で、物損や自分のけがは対象外です。
指定工場
運輸支局に持ち込まずに検査までできる工場。「民間車検場」とも呼ばれます。
認証工場
分解整備はできるが、検査は運輸支局に持ち込む必要がある工場。
ユーザー車検
自分で運輸支局に持ち込んで受ける車検。法定費用だけで済みますが、平日の日中に時間が要り、整備は自己責任になります。

レヴォーグの数字はどこから来ているか

このサイトの数字は、次の2種類しかありません。

  • 公表資料をそのまま写したもの:総排気量・車両重量・WLTC燃費・乗車定員・駆動方式。国土交通省の「自動車燃費一覧」から取っています。メーカーの広告ではなく、審査を通った数字です。
  • 公表された税率で計算したもの:自動車税・重量税・自賠責保険料。税率は法律で決まっているので、排気量と重量が分かれば計算できます。

この2つ以外は「目安」と書いています。整備費用と任意保険料は、店や契約で変わるため、条件をそろえるための仮の値です。

自分で確かめる手順

  1. 国土交通省のサイトで「自動車燃費一覧」を開く
  2. メーカー(スバル)と車種区分(普通車)のファイルを選ぶ
  3. 通称名の欄から「レヴォーグ」の行を探す
  4. 総排気量・車両重量・WLTC燃費の列を見る

自動車税と重量税の税率は、総務省と国土交通省のサイトに一覧が出ています。区分の境目にいる車種では、グレード違いで税額が変わることがあるので、購入するグレードの車検証で確認してください。

数字が合わないときに考えられること

  • 年式が違う。燃費も重量も、モデルチェンジで変わります
  • グレードが違う。同じ車種でも駆動方式や装備で重量が変わります
  • 測定方式が違う。古い資料はJC08モードで、WLTCより良い数字が出ます
  • 減税の有無。エコカー減税が効いていると重量税が下がります

レヴォーグの他の項目

レヴォーグについては、この5つの角度でまとめています。

項目 中身
レヴォーグの燃費 カタログ燃費 11〜22.9km/L と同クラスでの順位
レヴォーグの実燃費 実燃費の目安 13.6km/L と年間ガソリン代
レヴォーグの維持費 年間283,301円の内訳と全103車種での位置
レヴォーグの自動車税 自動車税43,500円と重量税の区分

レヴォーグについて分かったこと

  • 2年で約102,250円、1年あたり51,125円
  • 法定費用はどこで受けても同じ
  • 差が出るのは整備費用だけ
  • 車種による差はほぼ重量税の差

このページの金額は、車種同士を同じ条件で比べるためのものです。実際に払う額は、住んでいる地域・走る距離・保険の等級・整備の内容で変わります。購入や契約の前に、見積もりで確認してください。

レヴォーグを持ち続けると累計でいくらか

年間283,301円が何年ぶん積み上がるかを出しました。車検は2年に1回ですが、ここでは1年あたりに直した額で計算しています。

年数 累計 月あたり
1年 283,301円 23,608円
3年 849,903円 23,608円
5年 1,416,505円 23,608円
7年 1,983,107円 23,608円
10年 2,833,010円 23,608円

月あたりに直すと約23,608円です。ただし実際の出費は平らではありません。車検の年に102,250円、自動車税の月に43,500円がまとまって出ていきます。月々の積立で考えるなら、車検の年に備えて月8,521円を別に置いておく形になります。

この累計に入っていないもの

  • タイヤ交換。3〜5年に1回、5〜12万円程度
  • バッテリー交換。3〜5年に1回、1〜3万円程度
  • 駐車場代。月0円から3万円以上まで地域差が大きい
  • 車両価格とローンの利息
  • 13年超の増税。10年を超えて乗るなら効いてきます

走行距離を変えて計算し直す

このサイトは全車種を年10,000kmで統一していますが、走る距離は人によってまったく違います。レヴォーグについて、距離を変えたときの年間費用を出しました。

年間走行距離 ガソリン代 年間合計 月あたり
3,000km 38,603円 193,228円 16,102円
5,000km 64,338円 218,963円 18,247円
8,000km 102,941円 257,566円 21,464円
10,000km 128,676円 283,301円 23,608円 このサイトの前提
15,000km 193,015円 347,640円 28,970円
20,000km 257,353円 411,978円 34,331円

税金・車検・任意保険は走らなくてもかかるので、距離が0でも年154,625円は出ていきます。あまり乗らない人ほど、燃費より固定費のほうが効いてきます。逆に年20,000km走る人は、ガソリン代が全体の62%を占めます。

全103車種の車検(年あたり)の散らばり

順位だけでは「どれくらい離れているのか」が分かりません。全103車種を車検(年あたり)で6つの帯に分け、それぞれ何車種いるかを出しました。

車検(年あたり) 車種数
32,970〜36,679円 36 ██████████████████
36,679〜40,388円 0
40,388〜44,098円 4 ██
44,098〜47,807円 39 ████████████████████
47,807〜51,516円 17 █████████ レヴォーグはここ
51,516〜55,226円 7 ████

もっとも車種が多いのは44,098円前後の帯です。レヴォーグの51,125円は、この山から離れた位置にあります。中央値は47,025円です。

条件が近い車種を別の軸で探す

総排気量が近い車種(1,795〜2,498cc前後)

自動車税の区分が同じか隣になる車種です。税額で選ぶならこの範囲で比べることになります。

車種 メーカー 総排気量 自動車税 燃費
PRELUDE ホンダ 1,993cc 36,000円 23.6km/L
クロストレック スバル 1,995〜2,498cc 43,500円 15.8〜22.7km/L
ハリアー トヨタ 1,986〜2,487cc 43,500円 14.8〜22.7km/L
フォレスター スバル 1,795〜2,498cc 43,500円 13.5〜23km/L
インプレッサ スバル 1,995cc 36,000円 13.6〜19.4km/L
MAZDA 3 マツダ 1,496〜2,488cc 36,000円 14.6〜17.7km/L
MAZDA MX-30 マツダ 1,997cc 36,000円 15.1〜16.9km/L
MAZDA CX-5 マツダ 2,188〜2,488cc 43,500円 14.2〜19km/L

車両重量が近い車種(1,550〜1,720kg前後)

重量税の区分が同じになりやすい車種です。重量は燃費にも効くので、燃費を比べるときの下地としても使えます。

車種 メーカー 車両重量 車検(年) 燃費
ランディ スズキ 1,640〜1,690kg 51,125円 21.9〜23.6km/L
ヴォクシー ノア トヨタ 1,640〜1,750kg 51,125円 21.8〜23.6km/L
RAV4 トヨタ 1,650〜1,750kg 51,125円 22.3〜24.9km/L
ノア トヨタ 1,620〜1,770kg 51,125円 13.5〜24km/L
クロストレック スバル 1,540〜1,680kg 51,125円 15.8〜22.7km/L
ZR-V ホンダ 1,460〜1,630kg 51,125円 13.9〜22.1km/L
ハリアー トヨタ 1,570〜1,770kg 51,125円 14.8〜22.7km/L
フォレスター スバル 1,570〜1,780kg 51,125円 13.5〜23km/L

排気量が近くても重量が違えば車検費用が変わり、重量が近くても排気量が違えば自動車税が変わります。1つの軸だけで「同じくらい」と決めないほうが確実です。

車検を受けるまでの流れ

金額のあとに必要なのは段取りです。満了日の1ヶ月前から受けられます。

  1. 車検証で満了日を確認する(フロントガラスのステッカーでも分かる)
  2. 1〜2ヶ月前に見積もりを取る。複数から取ると整備の範囲の違いが見える
  3. 予約する。混む時期(3月・9月)は早めに
  4. 必要な書類をそろえる
  5. 車を預ける、または持ち込む
  6. 整備の内容と追加費用の説明を受ける。納得してから進めてもらう
  7. 受け取り。新しい車検証とステッカーを確認する

必要な書類

  • 車検証(自動車検査証)
  • 自賠責保険証明書。期限が切れていないか確認する
  • 自動車税納税証明書。電子確認できる場合は不要
  • 認印。店によって要る

車検に通らない主な理由

  • ヘッドライトの光軸・光量。経年で落ちる。もっとも多い不合格の理由
  • タイヤの溝が1.6mm未満。スリップサインが出ていたら交換
  • ブレーキパッドの残量不足
  • ワイパーの拭き取り不良、ウォッシャー液が出ない
  • 発煙筒の期限切れ。数百円で買える
  • 違法な改造(灯火類の色、車高、マフラーの音量)

このページの数字が変わるとき

ここに出した数字は、いつまでも同じではありません。次のときに変わります。

モデルチェンジ
レヴォーグのエンジンや車体が変わると、燃費も重量も変わります。重量が0.5トンの区分をまたげば重量税も変わります。
税制改正
自動車税の税率、エコカー減税の対象と減税率、環境性能割の区分は、年度ごとに見直されます。
ガソリン価格
このサイトは175円/Lで統一しています。10円動くとレヴォーグの年間ガソリン代は7,353円変わります。
自賠責保険料の改定
数年に一度、改定されます。全車種一律なので、車種同士の比較には影響しません。
13年・18年の経過
新車登録から13年を超えると自動車税と重量税が上がり、18年でさらに上がります。

数字を見るときは、いつ時点のものかを確かめてください。このページは国土交通省の「自動車燃費一覧」と、公表されている税率にもとづいて計算しています。

レヴォーグにするかどうかの分かれ目

数字が出そろったあとに残るのは、優先順位の問題です。3つに分けて考えると決めやすくなります。

1. 用途が足りているか

乗車定員は5、駆動方式は四輪駆動(4WD)です。人数と積む荷物が収まるかを先に確かめてください。ここが足りないと、いくら安くても選べません。費用の話は、用途が足りていることを確かめてからです。

2. 年にいくらまで出せるか

レヴォーグの年間維持費は約283,301円、月あたり23,608円です。これに駐車場代が乗ります。普通車の中央値は262,073円、軽自動車の中央値は183,365円です。軽にすると年間99,936円ほど下がりますが、定員と積載量が変わります。

3. 何年乗るつもりか

5年で1,416,505円、10年で2,833,010円が維持費として出ていきます。長く乗るほど車両価格の1年あたりは下がりますが、13年を超えると税金が上がり、部品交換も増えます。「安い車を長く」と「維持費の安い車に買い替える」のどちらが得かは、乗る年数で逆転します。

費用の内訳はレヴォーグの維持費、税金の詳細はレヴォーグの自動車税にまとめています。

レヴォーグは同じ区分の中でどこが強いか

「良い車かどうか」は使い方で決まるので、ここでは判定しません。代わりに、普通車67車種の中央値と並べて、レヴォーグのどの数字が上でどれが下かを出しました。6つの軸のうち0つで中央値より有利な位置にいます。

項目 レヴォーグ 普通車の中央値 順位 見方
カタログ燃費 11km/L 16km/L 67車種中 58位 中央値より不利
実燃費の目安 14km/L 15km/L 67車種中 42位 中央値より不利
年間ガソリン代 128,676円 116,667円 67車種中 42位 中央値より不利
自動車税 43,500円 36,000円 67車種中 47位 中央値より不利
車検(年あたり) 51,125円 47,025円 67車種中 44位 中央値より不利
年間維持費の合計 283,301円 262,073円 67車種中 45位 中央値より不利

この表は順位表ではありません。軸ごとに向きが違います。燃費は高いほうが有利、費用は低いほうが有利です。また「中央値より不利」は、その車が劣っているという意味ではありません。定員が多い車は重くなり、重くなれば燃費も税も上がります。用途が違うものを同じ列に並べて優劣を言うことはできません。

レヴォーグの乗車定員は5、駆動方式は四輪駆動(4WD)です。この条件が自分の用途に合っているかを先に確かめ、そのうえで数字を見てください。合っていない車がいくら安くても選べませんし、合っている車が多少高くても、それは払う理由のある差です。

メーカーごとの傾向

収録している103車種を、メーカーごとにまとめました。年間維持費の中央値が安い順です。軽自動車の比率が高いメーカーほど中央値は下がるので、この並びは「どのメーカーが優れているか」ではなく「どんな車種を多く作っているか」を表しています。

メーカー 収録車種 うち軽 カタログ燃費の中央値 年間維持費の中央値
ダイハツ 8 6 18.2km/L 188,202円
日産 5 3 17.4km/L 209,541円
三菱 7 3 17.5km/L 224,159円
スズキ 14 8 20.7km/L 225,530円
ホンダ 13 6 18.1km/L 233,679円
トヨタ 30 2 16.7km/L 259,053円
スバル 12 3 15.8km/L 274,488円
マツダ 14 5 16.7km/L 278,684円

スバルは12車種を収録していて、うち3車種が軽自動車です。カタログ燃費の中央値は15.8km/L、年間維持費の中央値は274,488円です。レヴォーグは283,301円なので、スバルの中では維持費の高いほうに入ります。

メーカーで選ぶ理由があるとすれば、費用よりも整備の受けやすさです。近くにディーラーがあるか、部品がすぐ手に入るか、代車を出してもらえるか——長く乗るほどこちらが効いてきます。この表の金額差は年に数万円ですが、故障したときに1週間動けないほうが困る場面もあります。

レヴォーグを中古で買う場合に変わること

このページの数字は、いま公表されているモデルの諸元と、2019年10月以降に新車登録された場合の税率で計算しています。中古車を買う場合は、次の点が変わります。

税額が変わることがある

条件 自動車税 重量税(2年)
2019年10月以降に新規登録・13年以内 43,500円 32,800円
2019年9月以前に新規登録 47,850円前後 32,800円
13年超 50,025円 45,592円
18年超 50,025円 50,512円

2019年10月1日に自動車税が引き下げられたため、それより前に登録された車は税額が高いままです。差は年間1,000〜4,500円程度ですが、10年乗れば数万円になります。車検証の「初度登録年月」を必ず確認してください。

燃費の数字が違うことがある

レヴォーグの現行の値は11〜22.9km/Lですが、これはいまのモデルのWLTCモード値です。年式が古いモデルは、車体もエンジンも違えば、測定方式もJC08モードのことがあります。JC08はWLTCより1〜2割ほど良い数字が出るため、そのまま比べると古い車のほうが燃費が良く見えます。中古車情報に出ている燃費が、どの方式で測ったものかを確かめてください。

中古で見ておくこと

  • 初度登録年月。税額と、13年・18年の増税までの残り年数が決まります
  • 走行距離。部品の消耗の目安になります。年1万kmが標準的な目安です
  • 整備記録簿。いつ何を交換したかが分かります。残っていない車は状態が読めません
  • 車検の残り。切れている車は納車時に車検費用が上乗せされます
  • タイヤの残り溝。すぐ交換が必要なら数万円の追加になります
  • 次の車検までの期間。レヴォーグの車検費用は2年で約102,250円です

新車と中古のどちらが得かは、車両価格の差と、残り年数で決まります。維持費だけを見れば同じ車種なら大きくは変わりませんが、古いほど税金が上がり、部品交換の頻度も増えます。車両価格が安いぶんを、あとから維持費で払うことになる場合があります。

レヴォーグと似た条件の車種

費用ではなく用途で絞るとどうなるかを出しました。定員と駆動方式は、費用よりも先に決まる条件です。ここが合わない車は、いくら安くても選べません。

乗車定員が同じ車種(5)

車種 メーカー 区分 カタログ燃費 年間維持費
アクア トヨタ 普通車 30〜34.3km/L 205,618円
ノート 日産 普通車 26.9〜33.8km/L 209,541円
ノート オーラ 日産 普通車 26.3〜33km/L 211,365円
プリウス トヨタ 普通車 26.8〜32.6km/L 216,554円
ヤリス トヨタ 普通車 18〜36km/L 218,544円
ロッキー ダイハツ 普通車 17.4〜34.8km/L 221,257円
ライズ トヨタ 普通車 17.4〜34.8km/L 221,257円
カローラ スポーツ トヨタ 普通車 26.2〜28.9km/L 222,570円
デリカD:2 三菱 普通車 24.9〜25.6km/L 224,159円
カローラ ツーリング トヨタ 普通車 24.9〜28.8km/L 224,420円

定員5の車種は45車種あります。維持費の安い順に並べました。同じ人数を乗せられるなかで、費用がどれだけ違うかが分かります。

駆動方式が同じ車種(四輪駆動(4WD))

車種 メーカー 車両重量 カタログ燃費 年間維持費
ジムニー(スズキ) スズキ 1,060〜1,070kg 14.3〜17.1km/L 227,659円
フォレスター スバル 1,570〜1,780kg 13.5〜23km/L 274,488円
レガシィ スバル 1,680〜1,720kg 13〜15.8km/L 299,299円
デリカ 三菱 1,950〜1,990kg 12.9〜13.6km/L 319,719円
GR ヤリス トヨタ 1,240〜1,310kg 10.8〜12.4km/L 331,197円
GRカローラ トヨタ 1,480〜1,510kg 10.4〜12.4km/L 335,333円
WRX スバル 1,590〜1,630kg 10.7〜12.7km/L 340,795円
ランドクルーザー トヨタ 2,170〜2,600kg 7.5〜11km/L 408,711円

四輪駆動は前輪駆動より重く、そのぶん燃費が落ちて重量税も上がります。雪や坂の多い地域では必要な装備ですが、必要でないなら費用だけが増えます。

同じ定員でも、荷室の広さと後席の使い勝手は車種で大きく違います。この表で費用の見当をつけてから、実車で確かめてください。数字で絞れるのは候補までで、最後は座ってみないと分かりません。