[sz_crumb]

ランドクルーザーの維持費は年間いくら?税金・車検・ガソリン代の内訳

机の上に置かれた車の鍵と電卓。維持費を計算しているところ

ランドクルーザーを1年間持つのにかかる費用は、約408,711円です。自動車税・車検・ガソリン代・任意保険を足した金額で、全103車種を同じ条件で計算しています。駐車場代と購入費用は含んでいません(地域と買い方で違いすぎるため)。

ランドクルーザーの諸元

メーカー トヨタ
区分 普通車
総排気量 2,693〜3,444cc
車両重量 2,170〜2,600kg
WLTC燃費(カタログ) 7.5〜11km/L
実燃費の目安 7.4km/L
乗車定員 5〜7
駆動方式 四輪駆動(4WD)
年間維持費の目安 408,711円

内訳

項目 年あたり 何で決まるか
自動車税(種別割) 57,000円 総排気量 2,693〜3,444cc の区分
車検(年あたり) 55,225円 重量税・自賠責・印紙代・整備費用を2年で割ったもの
ガソリン代 236,486円 年10,000km・175円/Lで計算
任意保険 60,000円 等級と年齢で大きく変わるため目安
合計 408,711円 普通車67車種の中央値は262,073円

この4つのうち、金額が決まっているのは自動車税と重量税だけです。ガソリン代は走る距離とガソリン価格で変わり、任意保険は等級・年齢・補償内容で大きく変わります。整備費用も店と車の状態で違います。ここに出した金額は、条件をそろえて車種同士を比べるためのものです。

全103車種の中でどこにいるか

年間維持費の安い順に並べると、ランドクルーザーは103車種中102位です。全体の中央値は231,611円、もっとも安い車種で163,556円、もっとも高い車種で415,225円です。

区分 車種数 年間維持費の中央値
軽自動車 36 183,365円
普通車 67 262,073円
ランドクルーザー 408,711円

軽自動車の中央値より225,346円高くなっています。差の大半は自動車税(軽は一律10,800円)と重量税(軽は一律6,600円/2年)です。

維持費が近い車種

車種 区分 燃費 年間維持費
BRZ 普通車 11.7〜12km/L 334,736円
GR86 普通車 11.7〜12km/L 334,736円
GRカローラ 普通車 10.4〜12.4km/L 335,333円
WRX 普通車 10.7〜12.7km/L 340,795円
センチュリー 普通車 11.2km/L 396,669円
ランドクルーザー 普通車 7.5〜11km/L 408,711円
ハイエース 普通車 8.2〜9.4km/L 415,225円

この計算に含めていないもの

  • 駐車場代。地域で大きく違います。月0円から3万円以上まで幅があります
  • 購入費用とローンの利息。新車か中古か、一括か分割かで変わります
  • タイヤ・バッテリーの交換。数年に一度、まとまった額がかかります
  • 高速道路料金と有料駐車場。使い方で変わります
  • エコカー減税・グリーン化特例。対象車と時期で変わるため、本則の税率で計算しています

税金だけを詳しく見たい場合はランドクルーザーの自動車税、車検の内訳はランドクルーザーの車検費用にまとめています。

ランドクルーザーのデータを一項目ずつ読む

表の数字は、それぞれ別のことを決めています。どの数字が何に効くのかを1つずつ見ていきます。

総排気量:2,693〜3,444cc

自動車税の区分はこの数字で決まります。2,500ccを超える区分で、税額は上のほうです。

車両重量:2,170〜2,600kg

重量税はこの数字で決まります。0.5トンごとに階段状に上がるため、2,500kgの区分に入っています。重いほど燃費も落ちます。

WLTC燃費:7.5〜11km/L

グレードで3.5km/Lの幅があります。カタログの代表値だけを見ると、実際に買うグレードとずれることがあります。

実燃費の目安:7.4km/L

カタログ値の80%として計算しています。全103車種に同じ割合を当てているので、車種同士を比べる用途には使えます。

乗車定員:5〜7

7人以上乗れるグレードがあります。定員が多いほど車体は重くなり、燃費と重量税に効いてきます。

駆動方式:四輪駆動(4WD)

四輪駆動の設定があります。四輪駆動は前輪駆動より重く、燃費は落ちます。雪や坂の多い地域では優先されることがあります。

普通車を年間維持費の順に並べる

普通車67車種のうち、ランドクルーザーの前後を抜き出しました。年間維持費の安い順(良い順)に並べています。

順位 車種 メーカー 年間維持費
61 BRZ スバル 334,736円
62 GR86 トヨタ 334,736円
63 GRカローラ トヨタ 335,333円
64 WRX スバル 340,795円
65 センチュリー トヨタ 396,669円
66 ランドクルーザー トヨタ 408,711円
67 ハイエース トヨタ 415,225円

全67車種の並びは普通車の一覧で見られます。

トヨタの他の車種

トヨタからは30車種を収録しています。年間維持費の安い順に並べました。

車種 区分 WLTC燃費 年間維持費
ピクシスエポック 軽自動車 23.2〜35.2km/L 163,556円
コペン(トヨタ) 軽自動車 18.6〜19.2km/L 204,664円
アクア 普通車 30〜34.3km/L 205,618円
プリウス 普通車 26.8〜32.6km/L 216,554円
ヤリス 普通車 18〜36km/L 218,544円
ライズ 普通車 17.4〜34.8km/L 221,257円
カローラ スポーツ 普通車 26.2〜28.9km/L 222,570円
カローラ ツーリング 普通車 24.9〜28.8km/L 224,420円
ヤリス クロス 普通車 16.7〜30.8km/L 229,630円
カローラクロス 普通車 23.3〜26.4km/L 230,965円

ほかにも19車種あります。

ランドクルーザーについて、よくある質問

ランドクルーザーの維持費は年間いくらですか?

約408,711円です。自動車税57,000円・車検55,225円・ガソリン代236,486円・任意保険60,000円の合計で、駐車場代と購入費用は含みません。

駐車場代は含まれていますか?

含んでいません。地域によって月0円から3万円以上まで違い、車種とは関係のない費用だからです。

軽自動車にすると安くなりますか?

軽自動車の中央値は183,365円なので、ランドクルーザーの408,711円と比べると年間225,346円の差です。ただし定員と積載量が変わるので、用途が合うかを先に見てください。

任意保険はいくらで計算していますか?

普通車の目安として60,000円としています。等級・年齢・補償内容で倍以上変わるため、実際の見積もりとは差が出ます。車種同士を比べるための仮の値です。

ランドクルーザーを判断する前に確認すること

数字を見る前に、前提が自分に当てはまっているかを確かめてください。前提がずれていると、正しい数字を見ても間違った結論になります。

  • 駐車場代がいくらか
  • 任意保険の等級
  • 何年乗るつもりか

駐車場代がいくらか

このサイトの408,711円には駐車場代が入っていません。月2万円の地域なら年24万円が上乗せされ、車種による差より大きくなります。

任意保険の等級

60,000円は目安です。等級が低い、運転者の年齢が若い、車両保険を付ける——どれかに当てはまると倍近くになることがあります。

何年乗るつもりか

購入費用を年数で割ると、長く乗るほど1年あたりは下がります。ただし13年を超えると税金が上がるので、単純に長いほど得とは限りません。

ランドクルーザーでつまずきやすいところ

月あたりに直して安く見せる

年間30万円を「月2万5千円」と言い換えると安く感じますが、車検の年はまとまった出費になります。年単位で見るほうが実態に合います。

任意保険を入れずに計算する

任意保険は維持費の中で大きな割合を占めます。入れずに計算すると、実際の負担と大きくずれます。

購入費用を無視する

維持費が安くても車両価格が高ければ、総額では逆転することがあります。

ランドクルーザーを調べるときに出てくる言葉

このページで使っている言葉のうち、意味を取り違えやすいものをまとめました。

WLTCモード
2018年から使われている燃費の測定方式。市街地・郊外・高速道路の3つを組み合わせて測ります。以前のJC08モードより実際の走り方に近く、そのぶん数字は低めに出ます。
カタログ燃費
メーカーが公表する燃費。決められた条件で測った値なので、実際の運転とは条件が違います。
車両重量
燃料・オイル・冷却水を入れた状態の車の重さ。人と荷物は含みません。重量税はこの数字で決まります。
総排気量
エンジンの大きさ。自動車税の区分はこの数字で決まります。660cc以下が軽自動車の枠です。
法定費用
法律で金額が決まっている費用。重量税・自賠責保険料・印紙代がこれにあたり、どこで車検を受けても同じ額です。
任意保険
自賠責では足りないぶんを補う保険。等級・年齢・補償内容で保険料が大きく変わります。

ランドクルーザーの数字はどこから来ているか

このサイトの数字は、次の2種類しかありません。

  • 公表資料をそのまま写したもの:総排気量・車両重量・WLTC燃費・乗車定員・駆動方式。国土交通省の「自動車燃費一覧」から取っています。メーカーの広告ではなく、審査を通った数字です。
  • 公表された税率で計算したもの:自動車税・重量税・自賠責保険料。税率は法律で決まっているので、排気量と重量が分かれば計算できます。

この2つ以外は「目安」と書いています。整備費用と任意保険料は、店や契約で変わるため、条件をそろえるための仮の値です。

自分で確かめる手順

  1. 国土交通省のサイトで「自動車燃費一覧」を開く
  2. メーカー(トヨタ)と車種区分(普通車)のファイルを選ぶ
  3. 通称名の欄から「ランドクルーザー」の行を探す
  4. 総排気量・車両重量・WLTC燃費の列を見る

自動車税と重量税の税率は、総務省と国土交通省のサイトに一覧が出ています。区分の境目にいる車種では、グレード違いで税額が変わることがあるので、購入するグレードの車検証で確認してください。

数字が合わないときに考えられること

  • 年式が違う。燃費も重量も、モデルチェンジで変わります
  • グレードが違う。同じ車種でも駆動方式や装備で重量が変わります
  • 測定方式が違う。古い資料はJC08モードで、WLTCより良い数字が出ます
  • 減税の有無。エコカー減税が効いていると重量税が下がります

ランドクルーザーの他の項目

ランドクルーザーについては、この5つの角度でまとめています。

項目 中身
ランドクルーザーの燃費 カタログ燃費 7.5〜11km/L と同クラスでの順位
ランドクルーザーの実燃費 実燃費の目安 7.4km/L と年間ガソリン代
ランドクルーザーの自動車税 自動車税57,000円と重量税の区分
ランドクルーザーの車検費用 2年で約110,450円。法定費用と整備費用の切り分け

ランドクルーザーについて分かったこと

  • 年間維持費は約408,711円
  • 全103車種中102位(安い順)
  • 内訳は税57,000円・車検55,225円・ガソリン236,486円・保険60,000円
  • 駐車場代と購入費用は含まない

このページの金額は、車種同士を同じ条件で比べるためのものです。実際に払う額は、住んでいる地域・走る距離・保険の等級・整備の内容で変わります。購入や契約の前に、見積もりで確認してください。

ランドクルーザーを持ち続けると累計でいくらか

年間408,711円が何年ぶん積み上がるかを出しました。車検は2年に1回ですが、ここでは1年あたりに直した額で計算しています。

年数 累計 月あたり
1年 408,711円 34,059円
3年 1,226,133円 34,059円
5年 2,043,555円 34,059円
7年 2,860,977円 34,059円
10年 4,087,110円 34,059円

月あたりに直すと約34,059円です。ただし実際の出費は平らではありません。車検の年に110,450円、自動車税の月に57,000円がまとまって出ていきます。月々の積立で考えるなら、車検の年に備えて月9,204円を別に置いておく形になります。

この累計に入っていないもの

  • タイヤ交換。3〜5年に1回、5〜12万円程度
  • バッテリー交換。3〜5年に1回、1〜3万円程度
  • 駐車場代。月0円から3万円以上まで地域差が大きい
  • 車両価格とローンの利息
  • 13年超の増税。10年を超えて乗るなら効いてきます

走行距離を変えて計算し直す

このサイトは全車種を年10,000kmで統一していますが、走る距離は人によってまったく違います。ランドクルーザーについて、距離を変えたときの年間費用を出しました。

年間走行距離 ガソリン代 年間合計 月あたり
3,000km 70,946円 243,171円 20,264円
5,000km 118,243円 290,468円 24,206円
8,000km 189,189円 361,414円 30,118円
10,000km 236,486円 408,711円 34,059円 このサイトの前提
15,000km 354,730円 526,955円 43,913円
20,000km 472,973円 645,198円 53,766円

税金・車検・任意保険は走らなくてもかかるので、距離が0でも年172,225円は出ていきます。あまり乗らない人ほど、燃費より固定費のほうが効いてきます。逆に年20,000km走る人は、ガソリン代が全体の73%を占めます。

全103車種の年間維持費の散らばり

順位だけでは「どれくらい離れているのか」が分かりません。全103車種を年間維持費で6つの帯に分け、それぞれ何車種いるかを出しました。

年間維持費 車種数
163,556〜205,501円 32 ███████████████████
205,501〜247,446円 33 ████████████████████
247,446〜289,391円 20 ████████████
289,391〜331,335円 11 ███████
331,335〜373,280円 4 ██
373,280〜415,226円 3 ██ ランドクルーザーはここ

もっとも車種が多いのは205,501円前後の帯です。ランドクルーザーの408,711円は、この山から離れた位置にあります。中央値は231,611円です。

条件が近い車種を別の軸で探す

総排気量が近い車種(2,693〜3,444cc前後)

自動車税の区分が同じか隣になる車種です。税額で選ぶならこの範囲で比べることになります。

車種 メーカー 総排気量 自動車税 燃費
MAZDA CX-60 マツダ 2,488〜3,283cc 50,000円 13〜21km/L

車両重量が近い車種(2,170〜2,600kg前後)

重量税の区分が同じになりやすい車種です。重量は燃費にも効くので、燃費を比べるときの下地としても使えます。

車種 メーカー 車両重量 車検(年) 燃費
センチュリー トヨタ 2,370kg 55,225円 11.2km/L

排気量が近くても重量が違えば車検費用が変わり、重量が近くても排気量が違えば自動車税が変わります。1つの軸だけで「同じくらい」と決めないほうが確実です。

駐車場代を足すとどうなるか

このサイトの408,711円には駐車場代が入っていません。地域差が大きく、車種とは関係がないためです。ただし家計で見るなら足さないと意味がないので、月額別に出しました。

駐車場代(月) 年間の合計 月あたり
0円 408,711円 34,059円
5,000円 468,711円 39,059円
10,000円 528,711円 44,059円
15,000円 588,711円 49,059円
20,000円 648,711円 54,059円
30,000円 768,711円 64,059円

月2万円の地域なら年24万円が上乗せされ、ランドクルーザーの維持費408,711円より大きくなります。車種を変えて節約できる額より、住む場所のほうが効くということです。車種選びで悩む前に、駐車場代がいくらかを確かめるほうが早く答えが出ます。

駐車場代以外に地域で変わるもの

  • 任意保険。都市部のほうが事故率が高く保険料も高い傾向があります
  • ガソリン価格。地域差は1Lあたり10円前後あります
  • 冬用タイヤ。雪の降る地域では必須で、4本で5〜15万円かかります
  • 車検の工賃。同じ作業でも地域と店で差があります

このページの数字が変わるとき

ここに出した数字は、いつまでも同じではありません。次のときに変わります。

モデルチェンジ
ランドクルーザーのエンジンや車体が変わると、燃費も重量も変わります。重量が0.5トンの区分をまたげば重量税も変わります。
税制改正
自動車税の税率、エコカー減税の対象と減税率、環境性能割の区分は、年度ごとに見直されます。
ガソリン価格
このサイトは175円/Lで統一しています。10円動くとランドクルーザーの年間ガソリン代は13,514円変わります。
自賠責保険料の改定
数年に一度、改定されます。全車種一律なので、車種同士の比較には影響しません。
13年・18年の経過
新車登録から13年を超えると自動車税と重量税が上がり、18年でさらに上がります。

数字を見るときは、いつ時点のものかを確かめてください。このページは国土交通省の「自動車燃費一覧」と、公表されている税率にもとづいて計算しています。

ランドクルーザーにするかどうかの分かれ目

数字が出そろったあとに残るのは、優先順位の問題です。3つに分けて考えると決めやすくなります。

1. 用途が足りているか

乗車定員は5〜7、駆動方式は四輪駆動(4WD)です。7人以上乗れるグレードがあるので、大人数で移動する用途に対応できます。費用の話は、用途が足りていることを確かめてからです。

2. 年にいくらまで出せるか

ランドクルーザーの年間維持費は約408,711円、月あたり34,059円です。これに駐車場代が乗ります。普通車の中央値は262,073円、軽自動車の中央値は183,365円です。軽にすると年間225,346円ほど下がりますが、定員と積載量が変わります。

3. 何年乗るつもりか

5年で2,043,555円、10年で4,087,110円が維持費として出ていきます。長く乗るほど車両価格の1年あたりは下がりますが、13年を超えると税金が上がり、部品交換も増えます。「安い車を長く」と「維持費の安い車に買い替える」のどちらが得かは、乗る年数で逆転します。

費用の内訳はランドクルーザーの維持費、税金の詳細はランドクルーザーの自動車税にまとめています。

ランドクルーザーは同じ区分の中でどこが強いか

「良い車かどうか」は使い方で決まるので、ここでは判定しません。代わりに、普通車67車種の中央値と並べて、ランドクルーザーのどの数字が上でどれが下かを出しました。6つの軸のうち0つで中央値より有利な位置にいます。

項目 ランドクルーザー 普通車の中央値 順位 見方
カタログ燃費 8km/L 16km/L 67車種中 67位 中央値より不利
実燃費の目安 7km/L 15km/L 67車種中 66位 中央値より不利
年間ガソリン代 236,486円 116,667円 67車種中 66位 中央値より不利
自動車税 57,000円 36,000円 67車種中 65位 中央値より不利
車検(年あたり) 55,225円 47,025円 67車種中 61位 中央値より不利
年間維持費の合計 408,711円 262,073円 67車種中 66位 中央値より不利

この表は順位表ではありません。軸ごとに向きが違います。燃費は高いほうが有利、費用は低いほうが有利です。また「中央値より不利」は、その車が劣っているという意味ではありません。定員が多い車は重くなり、重くなれば燃費も税も上がります。用途が違うものを同じ列に並べて優劣を言うことはできません。

ランドクルーザーの乗車定員は5〜7、駆動方式は四輪駆動(4WD)です。この条件が自分の用途に合っているかを先に確かめ、そのうえで数字を見てください。合っていない車がいくら安くても選べませんし、合っている車が多少高くても、それは払う理由のある差です。

メーカーごとの傾向

収録している103車種を、メーカーごとにまとめました。年間維持費の中央値が安い順です。軽自動車の比率が高いメーカーほど中央値は下がるので、この並びは「どのメーカーが優れているか」ではなく「どんな車種を多く作っているか」を表しています。

メーカー 収録車種 うち軽 カタログ燃費の中央値 年間維持費の中央値
ダイハツ 8 6 18.2km/L 188,202円
日産 5 3 17.4km/L 209,541円
三菱 7 3 17.5km/L 224,159円
スズキ 14 8 20.7km/L 225,530円
ホンダ 13 6 18.1km/L 233,679円
トヨタ 30 2 16.7km/L 259,053円
スバル 12 3 15.8km/L 274,488円
マツダ 14 5 16.7km/L 278,684円

トヨタは30車種を収録していて、うち2車種が軽自動車です。カタログ燃費の中央値は16.7km/L、年間維持費の中央値は259,053円です。ランドクルーザーは408,711円なので、トヨタの中では維持費の高いほうに入ります。

メーカーで選ぶ理由があるとすれば、費用よりも整備の受けやすさです。近くにディーラーがあるか、部品がすぐ手に入るか、代車を出してもらえるか——長く乗るほどこちらが効いてきます。この表の金額差は年に数万円ですが、故障したときに1週間動けないほうが困る場面もあります。

ランドクルーザーを中古で買う場合に変わること

このページの数字は、いま公表されているモデルの諸元と、2019年10月以降に新車登録された場合の税率で計算しています。中古車を買う場合は、次の点が変わります。

税額が変わることがある

条件 自動車税 重量税(2年)
2019年10月以降に新規登録・13年以内 57,000円 41,000円
2019年9月以前に新規登録 62,700円前後 41,000円
13年超 65,550円 56,990円
18年超 65,550円 63,140円

2019年10月1日に自動車税が引き下げられたため、それより前に登録された車は税額が高いままです。差は年間1,000〜4,500円程度ですが、10年乗れば数万円になります。車検証の「初度登録年月」を必ず確認してください。

燃費の数字が違うことがある

ランドクルーザーの現行の値は7.5〜11km/Lですが、これはいまのモデルのWLTCモード値です。年式が古いモデルは、車体もエンジンも違えば、測定方式もJC08モードのことがあります。JC08はWLTCより1〜2割ほど良い数字が出るため、そのまま比べると古い車のほうが燃費が良く見えます。中古車情報に出ている燃費が、どの方式で測ったものかを確かめてください。

中古で見ておくこと

  • 初度登録年月。税額と、13年・18年の増税までの残り年数が決まります
  • 走行距離。部品の消耗の目安になります。年1万kmが標準的な目安です
  • 整備記録簿。いつ何を交換したかが分かります。残っていない車は状態が読めません
  • 車検の残り。切れている車は納車時に車検費用が上乗せされます
  • タイヤの残り溝。すぐ交換が必要なら数万円の追加になります
  • 次の車検までの期間。ランドクルーザーの車検費用は2年で約110,450円です

新車と中古のどちらが得かは、車両価格の差と、残り年数で決まります。維持費だけを見れば同じ車種なら大きくは変わりませんが、古いほど税金が上がり、部品交換の頻度も増えます。車両価格が安いぶんを、あとから維持費で払うことになる場合があります。

ランドクルーザーと似た条件の車種

費用ではなく用途で絞るとどうなるかを出しました。定員と駆動方式は、費用よりも先に決まる条件です。ここが合わない車は、いくら安くても選べません。

乗車定員が同じ車種(5〜7)

車種 メーカー 区分 カタログ燃費 年間維持費
シエンタ トヨタ 普通車 18〜28.4km/L 231,611円

定員5〜7の車種は2車種あります。維持費の安い順に並べました。同じ人数を乗せられるなかで、費用がどれだけ違うかが分かります。

駆動方式が同じ車種(四輪駆動(4WD))

車種 メーカー 車両重量 カタログ燃費 年間維持費
ジムニー(スズキ) スズキ 1,060〜1,070kg 14.3〜17.1km/L 227,659円
フォレスター スバル 1,570〜1,780kg 13.5〜23km/L 274,488円
レヴォーグ スバル 1,550〜1,720kg 11〜22.9km/L 283,301円
レガシィ スバル 1,680〜1,720kg 13〜15.8km/L 299,299円
デリカ 三菱 1,950〜1,990kg 12.9〜13.6km/L 319,719円
GR ヤリス トヨタ 1,240〜1,310kg 10.8〜12.4km/L 331,197円
GRカローラ トヨタ 1,480〜1,510kg 10.4〜12.4km/L 335,333円
WRX スバル 1,590〜1,630kg 10.7〜12.7km/L 340,795円

四輪駆動は前輪駆動より重く、そのぶん燃費が落ちて重量税も上がります。雪や坂の多い地域では必要な装備ですが、必要でないなら費用だけが増えます。

同じ定員でも、荷室の広さと後席の使い勝手は車種で大きく違います。この表で費用の見当をつけてから、実車で確かめてください。数字で絞れるのは候補までで、最後は座ってみないと分かりません。